タイプ・志望校別 SAPIXと早稲アカ結局どっちがいい?〜小学部編〜

さて、【タイプ・志望校別 SAPIXと早稲アカ結局どっちがいい?】です。

もものすけ
もものすけ

まだ1をご覧になっていない方はぜひ最初からお読みください。
現場を知る男のSAPIXと早稲アカの違い 1

前回は、今回は内部的な視点で、SAPIXと早稲アカの違いをご説明しました。

今回は、結局早稲アカとSAPIXどっちがいいの?というご質問にお答えしていこうと思います。

小学部(中学受験)の合格実績の真実について

前提として、現状中学入試において、SAPIXと早稲アカでは、

圧倒的にSAPIXが強いです。早稲アカも健闘はしていますが、差は歴然です。

下記に最新の首都圏難関校の合格実績を並べてみます。

御三家開成   S 273名 W103名
麻布   S 183名 W65名
武蔵   S 55名 W57名
駒東   S 169名 W37名
桜蔭   S 175名 W73名
雙葉   S 48名 W40名
女子学院 S 125名 W60名

早慶附属早稲田   S 206名 W161名

早実    S 58名 W71名

早大学院  S 57名 W61名

慶応普通部 S 107名 W59名

慶応中等部 S 144名 W62名

慶応湘南  S 44名 W34名

といったような感じになっています。

ちなみに分母はSAPIXが5516名、早稲アカが5300名となっているので、ほぼ同じであるといえます。

こうしてみると、やはりSAPIXは強いですね。

ちなみに、早稲アカはちょっとした合法の水増しを行なっています。

日曜講座において、SAPIXは「SS特訓」、早稲アカは「NN」というコースを設置し、

各志望校別の授業を展開していますが、この講座の人気はなぜか早稲アカの方が上です。

つまり普段はSAPIXに通っているけど日曜日だけは早稲アカの「NN」に通う、という生徒が一定数いるのです。

当然こうした生徒の合格実績はSAPIXと早稲アカの両方にカウントされるため、早稲アカは水増しされているのです。

特に早稲田系はこのような水増しが多いため、注意が必要です。

 

小学生(中学受験)の塾選びについて

先述の合格実績をみてもわかる通り、個人的にはSAPIXをおすすめします。

もし、低学年でこれから塾に入るという場合には一旦、SAPIXの入塾がベストです。

もしSAPIXでついていけない、という場合には早稲アカへの転塾がおすすめです。

というのも、毎年たくさんの生徒がSAPIXから早稲アカに転塾します。(逆のパターンは少ないです。)

早稲アカ側もSAPIXで脱落した生徒のフォローは非常に慣れているため、なんの抵抗もなく転塾が可能です。

 

もし、第一志望校が早稲田系という場合には、SAPIXに通いながら受験学年になった際は「NN」を受講する、

という選択もおすすめです。

講師目線でみても、早稲アカの「NN志望校別コース」はかなりレベルが高いです。

講師もその学校のプロフェッショナルが揃っていて、日々過去問の研究をしています。

また、NNの模試は的中率も高いため、模試だけでも受験する価値は高いと思われます。

 

SAPIXが合う生徒、早稲アカが合う生徒の傾向

これに関しては、結局一概にいうことはできません。

ただ、イメージとして申し上げられるのであれば、こんな感じです。

SAPIX・・・優等生タイプ

早稲アカ・・・やんちゃタイプ

 

どうしてもSAPIXの方が自主性に頼る部分が多いです。

宿題をサボってもあまり怒られるということはありません。

したがって、自分を律することと保護者の干渉が必須となります。

一方で早稲アカの場合は、講師が宿題の管理を徹底し、

サボっていた場合は、怒られるということも多いです。

 

そう聞いてしまうと、

「うちの子が自主的に宿題をやるとは思えない!やっぱ早稲アカの方がいいかしら」

と感じる親御さんも多いとは思いますが、

やはりカリキュラム面や教材面、講師の質、

そしてなんといっても、クラス数が多く、適切なレベルで授業を受けられる、というSAPIXのありあまるメリットに目を瞑ることはできません。

 

私は、とりあえずSAPIX、という選択肢をおすすめします。

 

ちなみに、早稲アカに転塾する際はだまって、ただ転塾するのは勿体無いです。

転塾する際の裏技を次の記事でお伝えしていきたいと思いますので、

ぜひ、次回の記事もみてください!

引き続きよろしくお願いいたします〜!